プラシュナ技法とチャートターン

◾️古代インド占星術 応用

皆さまこんにちは。
古代インド占星術師のemmyです。

プラシュナ技法での実践とチャートターンについて簡単に動画を撮影したのですが、観ていただけましたでしょうか?

今回はこちらの動画の補足説明をしていきたいと思います。

プラシュナとは

プラシュナとは、サンスクリット語で「質問」を意味する「Prashna」に由来し、質問をした瞬間の時刻から占う方法のことです。

別名「質問の占星術」と呼ばれて、生年月日や出生時間が定かではない古代の人々には、非常に重宝された占断方法だったんですね。

占う際に個人のデータが必要ないことから、生年月日や出生時間がわからない人でも占う事ができますし、「人の気持ちや状況」「いつ連絡が来るのか」「物事の吉凶」「無くし物のありか」…等、細々とした具体的なことを占うことに適した技術です。

西洋占星術では「ホラリー占星術」がありますが、そのインド版だと思っていただければ分かりやすいと思います。

動画の解説

動画ではゲストのカンディさんから以下の質問を頂きました。

酔い潰れた会社の同僚と翌日まで連絡がつかず、心配しています。
彼は無事でしょうか?

そして、こちらの質問を頂いた時刻で作成したクンダリーが下記となります。

動画でも解説している通り、基本的にプラシュナクンダリーの1室は「質問者」を表します。
つまりこの場合は、1室はカンディさんを表すのですね。

そして今回の質問は「同僚の彼は無事か?」というものですから、彼を表す部屋および惑星を見つけなければいけません。

動画の中で、カンディさんと彼の関係性について詳しく質問をしていますが、これは「彼」がカンディさんにとってどんな存在か?によって表される部屋が変わるからです。

例えば彼が会社の同僚ならば「7室」で表されますし、友人ならば「11室」、上司ならば「10室」、部下ならば「6室」で表されます。

ここを読み間違えると、プラシュナでの鑑定にも大きく影響してきてしまうので、慎重に質問を行う必要があります。

そして今回は「会社の同期・同僚」が主軸でしたので、7室を見ていきます。

クンダリーの中で彼を表す象徴は「7室」、そして7室の支配星である「木星」です。
プラシュナでは特に支配星の木星が重要なのですが、それを見る前に必要な準備がチャートターンです。

チャートターンとは

チャートターンとは、その名の通り、チャート(=クンダリー)をクルクルと回転させて読むことです。

これによって一つのクンダリーからかなりの情報量を得る事が可能になります。

プラシュナのクンダリーはあくまで「質問者=カンディさん視点のクンダリー」です。
今知りたいのは同期の彼の動向ですから、彼を表す7室が1室に来るようにクルッとクンダリーを180度回転させます。

この作業によって、「同僚の彼の目線」からクンダリーを読む事が可能になるのですね。
そしてチャートターンさせたクンダリーがこちら。

クルッと半回転しただけなので、非常に分かりやすいですが、慣れない内は混乱しないように注意が必要です。

そしてこの状態で、同僚の彼を表す「木星」の位置を見ていくんですね。

木星は「4室」にいます。
4室は「家、マイホーム、安心できる居場所」を直接的に表すお部屋ですから、彼は現在家でぐっすり寝ていて連絡が返せていないだけ…と読み取れるのですね。

このクンダリーはちょうど水瓶座ステリウム(惑星集中)の新月付近ですから、疲れも溜まってぐっすり眠っていたのでしょう。
特に心配する必要もないので、ゆっくり待ってあげてくださいとカンディさんにはお伝えしました。

実はこの数時間後、寝起きの彼から連絡があり、家で熟睡していた事が伝えられたそうです。
何事もなく本当に良かったです。

プラシュナの可能性

連絡の取れない相手の状況等を、出生天体図のクンダリーから読むのは非常に困難です。

出生のクンダリーは魂が持って生まれた本質や長期的なスパンのものを読むことに適しており、逆にプラシュナでは短期的で具体的なことを占うことに適しているのですね。

それぞれ良さや魅力がありますから、うまく使い分けて占断することによって見える世界が広がるでしょう。

今回はこの辺で。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

古代インド占星術師 emmy

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