母子密着と7室の月の関係性

いつもご覧頂き誠にありがとうございます。
古代インド占星術家のemmyです。

今回は「母子密着と7室の月の関係性」についてブログを書きたいと思います。

親子関係は人生の中でも非常に大切なテーマの一つであり、その関係のあり方に課題があると、人生に与える影響は大きいものですよね。

今回はそんな「母親」と「子供(特に娘)」の在り方について示す星回りをお伝えしたいと思います。

このブログを読んでらっしゃる方が「母親側」でも「子供側」でも、何か気付きになる事がお伝えできればと思います。

※尚、私の扱う流派では、インドに敬意を払いインドのフィルターを通して見るため出生時間をインド時間(-3時間半)に変換してクンダリーを作成しております。

母子密着とはなにか

まず、星回りの解説に入る前に「母子密着とはなにか?」というところから解説して参ります。

「母子密着」とは「母子カプセル」と呼ばれる事もあり、母親とその子供(特に娘)との間に形成される歪んだ愛情関係のことを指します。

通常、親子関係では、子供の発育に伴い自立心が芽生えて親子離れが起き、両者の関係が適切な距離感を取ることによって母子共に成長をしていきます。

しかし母子密着状態では、適切な距離感を取る事が出来ずに母子の心理的・物理的距離感が近いまま成長が進みます。

そうする事によって母子の間に「共依存関係」が形成され、子供の自立が行われなくなり、両者に悪影響を及ぼしてしまうのですね。

母子の共依存状態が起こると具体的に以下ような事が起こります。

・子供にとっての「友達」「恋人」の位置に母親になり、母親以上に仲の良い人が出来ない。

・母親にとっての「友達」「恋人」の位置に子供になり、子供以上に仲の良い人が出来ない。

・どこに行くのにも一緒、何をするのにもまず母親(子供)が第一優先になってしまう。

・何かあったら相談する相手は友人ではなく母親(子供)で、母親(子供)の言うと通りにすべて行動してしまう。

・子供(母親)の事が心配で心配で仕方なくて手を貸さずにはいられない。

まるで二人だけの狭い世界の中で生きているような、他を寄せ付けない疎外された関係性の事を「母子密着」というのですね。

母子密着とは、お互いに相手の事を「自分の一部」だと思い合う事によって、母親と子供がまるでくっついている様な現象なのです。

母子密着が起きると、両者の人間関係が狭まりますし、何より閉鎖的な関係は冷静な判断を狂わせて社会的に健全な生活がしにくくなります。

子供は「母親に言われたから会社を辞めた、母親に言われたから彼氏と別れた」等、母親中心の価値観を持つ事によって社会関係や自立に問題を抱えますし、母親は何をするにも子供の事が心配で不安感に駆られたり、子供中心の生活を送る事によって、周囲から過保護だと言われたり、何より自分自身が抱える本当の問題に目を向ける事が出来なくなってしまいます。

それゆえ母子密着においては、両者がお互いの幸せの為に、辛くとも少しずつ自立を促していく事が大切なのですね。

月と母子密着の関係性

母子密着とは、相手の事を「自分の一部」だと思い合うことによって、母親と子供がまるでくっついている様な現象です。

前置きが長くなりましたが、非常に大切な事なのでしっかりと解説させて頂きました。

そんな母子密着を築きやすいクンダリー(出生天体図)の特徴について今回は解説致します。

ただしこういった心理的な問題は、今回ご紹介する一つの法則のみで確実に「母子密着になる!」とは断定出来ません。

人間は9つの惑星の影響を複雑に受けて出来ており、他の惑星の影響によっても変わりますので、あくまで「状況によっては母子密着になる可能性がある」程度に理解を留めておいて頂けると幸いで御座います。

そしてその特徴とは…

「7室に月が単独状態でいる事。且つその両隣6室と8室に惑星がいない状態」

という配置です。

月という惑星は「気持ち 感情 フィーリング 気分 愛情 母性」を表す惑星であると同時に「母親」と「子供」も月が表します。

そして7室は「パートナー 結婚相手 ビジネスパートナー 重要な対人関係」を表す部屋です。

パートナーを表す7室に、母親又は子供を表す月が配置される事によって、元々運命的に母子関係が強く結びつきやすいエネルギーをお持ちであると読めるのですね。

特に月は女性性を表す惑星の為、「母親とその娘」の間でエネルギーが発動しやすいのが特徴です。

更に、7つの両隣である6室と8室に惑星がおらず、7室の月が孤立している状況を「ケームドゥルームヨーガ(ケマドゥルマヨガ)」と言い、「孤独感や心の寂しさ」を表す伝統的なコンビネーションを示します。

これらの二つの要素…

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①重要なパートナーを表す「7室」に、母親又は子供を表す「月」が配置する事

②心や気持ちを表す月が7室でケームドゥルームヨーガとなり孤立している事

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が合わさる事によって、「母親と娘」の間で、母子密着が起こりやすい惑星のエネルギーをお持ちであると読み取れます。

最後に実例を見て参りましょう。

母子密着の実例

こちらのクンダリーの持ち主の方は母子密着の「子供側」で、「母親に振り回される子供」という関係図ではなく、「母親を振り回す子供」という関係図の「子供側」の女性です。

蟹座(星座番号:4番)にいる非常に純粋で多感な月が、7室で一人孤独に佇んでいますね。周りにも惑星はいません。

この月は、クンダリーの持ち主である娘様ご自身の心の有り様であり、そして同時にお母様が非常に孤独感を持っている事を伝えています。

こちらのクンダリーの彼女の場合は、行動言動を表す「3室」に惑星が集中しており、精神疾患を発症されております。

そういった精神的な不安定さや一般的な人間関係の形成の不得手さが「7室の孤独な月」と合わさり、母子密着を起こしている事が読み取れるのですね。

何度も申し上げますが、「7室に月が単独状態でいる事。且つその両隣6室と8室に惑星がいない状態」だけでは、「母子密着」になるとは読み取れず、あくまで可能性止まりです。

こちらにプラスして心の苦しみや人間関係の孤立が見える場合、「母子密着」になりやすいクンダリーをお持ちだと読み取れるでしょう。

ご自身やお子様(娘様)にこういった月の配置がある場合は、意識して親子関係の程良い距離感を保つ必要があります。

すでに密着関係にある母子が自立をしようとする時、自分の身を裂かれるようなそんな苦しい思いを体験することもあるでしょう。

しかしそれが結果的に二人の生活を、そして人生を豊かにするのです。

なにか皆様の生活の参考になれば幸いでございます。

いつもマニアックな記事で恐縮ですが、ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。

また次回お会いできると嬉しく思います。
それではまた。

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