皆さまこんにちは。
古代インド占星術家のemmyです。
今回は古代インド占星術初心者の方でも楽しんで頂ける「超基本編」の第三弾です。
第一弾は「古代インド占星術の基本的な考え方とラグナについて」お話しをして、
第二弾は「インド占星術と古代インド占星術の違いについて」お話しをさせて頂きました。
インド占星術と古代インド占星術の違いについてはよくご質問を頂きますし、とても大切な事なのでまだ読まれていない方は是非読んでみてくださいね。
そして第三弾は「古代インド占星術における9つの惑星の象徴」についてお話しをして参ります。
やっと!本題に入る事が出来ました(笑)
■古代インド占星術と9つの惑星
古代インド占星術は「魂の本質を読み解く科学」として5000年以上の歴史を持つ星読みの叡智です。
この星読みの技術はインドの聖者達により口伝で大切に大切に受け継がれてきました。
古代インド占星術の世界観では私達人間は「宇宙の一部」だと考えます。
そのため私たちがこの世に生を受けた瞬間の宇宙の様相、惑星たちの配置によって、私たち一人一人の「本質や魂の目的」が垣間見えると考えるのですね。
古代インド占星術では…
太陽 月 火星 水星 木星 金星 土星 ラーフ ケートゥ
の9つの惑星配置や惑星達の関係性によるエネルギーの揺らぎを感じて、人間の運命プログラムを丁寧に読み解きます。
一つ一つの惑星にそれぞれ「象徴」「性格」「好き嫌い」「得意不得意」「惑星同士の友好関係」など個性があり、天体の配置によって様々なエネルギーを作り出します。
その作り出されたエネルギー体こそ、私達人間なのですね。
例えるならば、クンダリ―は「絵画」に近いでしょう。
惑星たちはそれぞれの色を持った絵具。
キャンバスに描かれる「メインの色合い」は何色か?
メインの色合い以外に、どの絵の具が、どのぐらいの量使われていて、どんなタッチで描かれているのか?
それによって作品の印象は大きく異なります。
同じように私たち人間にも9つの惑星の内、強く影響している惑星と、ほんのりと香るように影響している惑星がいます。
人によってその強弱は違いますから、それが個性となり運命プログラムとなるのです。
私たちが生まれたその瞬間、9つの惑星たちが、どのような色合いをしていたのかによって、運命プログラムが分かるというのは、とても興味深いですよね。

■古代インド占星術と9つの惑星の象徴
それでは具体的に、古代インド占星術で扱われる9つの惑星の代表的な象徴を見て参りましょう。
ここで大切なのは「この惑星が象徴するものはこれだけ!」と枠組みを固め過ぎずに、柔軟に捉える事です。
例えば、太陽には「プライド」という象徴がありますが、この象徴だけを扱うのではなくここから…
「プライドという事は、自分を大切にしている/自分に対する興味が強い/自分を高めるために努力できる/自分を大切に扱っているから魅力的に見える…」
等、連想を広げて柔軟に考えられると良いですね。
それでは9つの惑星の象徴に入ります。
□太陽
【代表的な象徴】
魂そのもの 男性性 王様 社長 経営者 BOSS 父親 カリスマ性 プライド 自尊心 誇り 権力 甲斐性 クリエイティブ 創造性 免疫力
太陽は太陽系の惑星達のトップであり、王様の惑星です。
まばゆい光を放ち、誰も太陽の存在なしには生きる事が出来ず、無視する事の出来ない絶対的な存在でしょう。
太陽は「尊敬される事」を求める惑星で、尊敬されるための努力を惜しまない魅力的な星です。
□月
【代表的な象徴】
心 気持ち 感情 フィーリング 愛情 女性性 母親 母性 ケア 子供 幼さ 純粋 気分屋 揺れ動く性質 飽き性 自然 植物 芸術
月は、太陽(王様)の奥様であり、お妃さまやお姫様を表す惑星です。
少女のような純粋さと美しさを持ち、苦労を知らず、感情が豊かで可愛らしく、愛さずにはいられない存在です。
月は「自然な愛情」を求める惑星で、嘘偽りや忖度の無いナチュラルな愛情(異性間の愛情もそうですが、母性愛や家族愛の方がより近い)を求め、与える星です。
□火星
【代表的な象徴】
肉体 力 行動力 実行力 闘争心 外向性 活発的 好戦的 リーダーシップ 勇気 正義感 トラブル 喧嘩 暴力 事故 スピード感
火星は、太陽の部下の軍人であり、肉体的な逞しさや統率力を兼ね備えたアクティブな人格の持ち主です。
非常に正義感が強くスピード感があり、モノをはっきりと言う真っすぐな性格のため、対人トラブルや衝動的な事故などと関係があります。
火星は「自由」を求める惑星で、自分のパッションや衝動をそのまま行動に移す事を望み、邪魔するものには立ち向かう強さのある星です。
□水星
【代表的な象徴】
知性 頭脳 思考 合理性 論理性 分析力 勉強 コミュニケーション能力 伝達能力 ビジネス お金儲け IT SNS
水星は太陽と月の息子(弟子)であり、スタイリッシュな考え方を持った非常に器用で頭の良い惑星です。
物事を数字的にロジカルに考えて、目的達成までの最短距離を導き出し、要領良く進む事の出来る切れ者です。
水星は「自己利益」を求める惑星で、感情ではなく理論や損得で物事を判断する特徴を持つ星です。
□木星
【代表的な象徴】
先生 教師 師匠 僧侶 専門知識 教育 慈善 道徳 宗教 ダルマ 高潔 幸運 神々との繋がり 信仰心 スピリチュアル
木星は太陽の師匠であり、僧侶として王様を導く存在です。
非常に精神性が高く、優しくも堅い惑星で、多くの人が幸せになれるように教え導く性質を持ちます。
木星は「思いやりと人間性」を尽くす惑星で、そして無意識に相手にもそれを求める星です。
□金星
【代表的な象徴】
美 芸術 娯楽 快楽 調和 エンターテインメント 恋愛 ロマンチック 異性関係 社交性 華やかさ ヒーリング 癒し
金星は月のメイド、または木星と肩を並べるほどの実力者の僧侶です。
金星はとにかく「楽しい事」が大好きで、親しみやすく物腰が柔らかい性質を持ち、考え方がとても柔軟な性質を持ちます。
金星はこの世のものすべてを「楽しむ」性質を持つ惑星で、その明るい輝きで人間を楽しませてくれる星です。
□土星
【代表的な象徴】
苦労 困難 孤独 貧困 病気 苦しみ 悲しみ 忍耐力 我慢強さ 頑固さ 愛想の無さ 仕事 堅実 真面目 遅い 哲学 カルマそのもの
土星は太陽と月の妹の不義の息子であり、その出生から多くの悩みを抱えた存在です。
困難や苦労と長く立ち向かう事の出来る忍耐力と真面目さを持ち、自立して生を全うする静かな強さを持った惑星です。
土星は「継続可能な安心安全」を求める惑星で、今現在の平安よりも、将来の平安のために力を尽くす星です。
□ラーフ
【代表的な象徴】
欲 欲望 頭が異常な程切れる 天才 精鋭 独創的 科学者 焦燥感 洞察力の高さ 物質主義 強奪者 怠惰 偽善 外国 アウトカースト 霊的な能力
ラーフはケートゥの双子の関係にある兄弟の兄です。
欲そのものを表し、ほしい物を得るためにはどのような手段を使っても構わないという自己中心的な考え方をする性質を持ちます。
ラーフはとにかく「すべてを欲しい」と感じる惑星で、そのために自身の頭脳と独創的なアイデアを駆使する星です。
□ケートゥ
【代表的な象徴】
無欲 解脱 犠牲 被害者 障害 浮浪者 アウトカースト 精神主義 スピリチュアル 霊的な能力
ケートゥはラーフの双子の関係にある兄弟の弟です。
ラーフが欲を表しすべてを欲するのに対して、ケートゥは物質的なものをすべて手放す性質を持ちます。
ケートゥは「すべてを手放し解脱する事。神のものへ行く事」を求める惑星で、現実世界や物質世界に興味がない(あるいはどうしたら良いか分からない)星です。
■最後に
9つの惑星の象徴を見て参りましたがいかがだったでしょうか。
それぞれ個性が豊かで、全く違う惑星である事が感じ取れたかと思います。
大切なのは、このすべての惑星達のエネルギーが、私たち人間には一つ残らず与えられているという事です。
そしてクンダリ―が表す星々の配置により、そのエネルギーの様相が微妙に変化し、私たち人間が形成されているのですね。
古代インド占星術の世界は奥深いですよね。
何か参考になれば幸いでございます。
本日はこの辺で。
ここまで読んで下さりありがとうございました。




