皆さまこんにちは。
古代インド占星術家のemmyです。
前回、古代インド占星術で見る、お金に関する功徳(プンニャ)をお持ちの方のクンダリ―(天体図)についてお話し致しました。
古代インド占星術の世界観には輪廻転生の概念があります。
それ故に「前世」という概念が生まれ、前世の行いが今世に影響を与えると考えるのですね。
「2室に木星が配置する」状況の時、その方は前世の良い行いにより、今世お金の面で困らない様に運命プログラムがなされています。
しかし中には「2室に木星があるけれどその恩恵を感じない…」
「功徳があるというほどお金に恵まれていない…」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
どうしてそのような事が起きるのか?
今回は実例をもとに詳しく解説して参ります。
※尚、私の扱う流派では、インドに敬意を払いインドのフィルターを通して見るため出生時間をインド時間(-3時間半)に変換してクンダリーを作成しております。

2室木星の功徳がキャンセルになる配置!?
結論から申し上げますと「2室に木星が配置されている」のであれば、今世でお金に恵まれる、財運が良くなるという点は変わる事はありません。
それでも「お金が足らない」「恵まれているという程無い」という方は、他の星の配置により「木星が恵んでくれているお金を消費してしまっている」事が多いですね。
実例を見て参りましょう。

こちらは1室に牡羊座が配置されており、その上に火星が居る方の実例です。
火星は「興奮感、冒険心、刺激感」を求める惑星で、将来の事よりも「今この瞬間」の躍動感を大切にする資質を持っています。
1室はクンダリ―の持ち主の思考パターンや基本的な資質を表しますから、この方は牡羊座の火星の影響によりお金を貯める事があまり得意ではありません。
自分の趣味や興奮感を感じる事に対しては、後先の事を多少考えずお金を使う傾向があるのですね。
ゆえに木星の財運のお守りがあっても、火星が興味関心を惹かれる事に関しては、お金をドンドンと使ってしまうので、貯金しずらいエネルギーなのです。
ですが逆に見れば、2室木星のお陰で自分の趣味趣向にお金をかける事の出来る幸運な配置だとも言えますね。

こちらはラグナロードが火星となっており、その火星が6室牡羊座に金星と一緒にいる方の実例です。
(※ラグナ=蠍座、蠍座の支配星=ラグナロード=火星)
こちらの方も衝動性が高いのはケース①の方と一緒ですが、金星が一緒に居る事で楽しさを与えてくれるものや、贅沢さ与えてくれるものに目が無い事が伺えます。
また、6室は借金を表す部屋でもありますから、「これが欲しい!」「これがやりたい!」と強く感じる事柄については、場合によっては借金をしてでも手に入れる可能性がございます。
更に、火星と金星が一緒に6室に居る事によって、異性から持ち込まれるトラブルによってお金を支払わなければいけないような事態にも注意が必要です。
ただ、2室の木星はこの方へ金運の支援をしている事は変わりありませんから、年齢を重ねて、経験を積み落ち着く事で衝動性が収まり、将来は安定した生活を送られるで事しょう。
以上が、2室に木星が居るのにもかかわらずその恩恵を感じにくい配置の例題です。
どのような配置でも2室の木星の恩恵は変わりませんから、大事に有難く受け取っていきたいですね。
何かニュアンスを掴んで頂けたら幸いでございます。


