古代インド占星術と影(シャドウ)の関係性

7室

皆さまこんにちは。
古代インド占星術師のemmyです。

今回は「古代インド占星術と影(シャドウ)の関係性」というテーマでお話しをしたいと思います。

私はユング派の夢分析を数年受けているのですが…
精神分析や夢分析の「心のかすかな動きを丁寧に丁寧にみていく営み」がとても好きです。

そこで今回は、ユング心理学の「影(シャドウ)」という概念を古代インド占星術に重ね合わせてブログを書いてみました。

何かあなたの気付きになれば幸いです。

■影(シャドウ)とは

ユング心理学には「影(シャドウ)」という概念があります。

影(シャドウ)とは…

自分自身で強く否定し抑圧しながら遠ざけて、無意識の領域に追いやった自己・自我のこと

簡単に言うならば「自分自身の中の認めがたい部分」ですね。

私達には少なからず「こういった人間でありたい」「こういった生き方をして行きたい」という「理想の自分」がいます。

例えば「優しくて親切な私」を理想と持っている人がいたとしましょう。

「優しくて親切な私」を理想に持つという事は、反対の要素である「厳しくて冷たい私」は否定する事になりますね。

否定された「厳しくて冷たい私」は、無意識の領域に追いやられて、沈んでいきます。
これが影(シャドウ)となるのです。

ユング心理学では、この「影(シャドウ)」が同性の姿を取り夢に現れたり、現実社会で「影(シャドウ)」の部分を持つ人が現れ、悩み事を生み出したり…と私たちの人生に影響してくると考えます。

影(シャドウ)は私たちが「見たくない」と否定した存在ですから、目の前に現れた時の苦しさや不快感は相当なものでしょう。

しかし、元はと言えば自分自身の一部です。

影(シャドウ)は厳しくも、私達にの心を成長させてくれる、気付きを与えてくれる「先生や教師」のような存在でもあるのですね。

■影(シャドウ)と共に生きる

影(シャドウ)が「自分自身の中の認めがたい部分」である事は分かったけど、それでどうしたら良いの?と感じられた方もいるかもしれません。

影(シャドウ)は、大抵「この人は受け入れられない」「イライラして仕方がない」「生理的に無理」と感じる人や言動に映し出されている事が多いです。

でも本当は、その人や言動を受け入れられないのではなく、自分が過去に否定して、追いやった自分自身を、その人や言動の奥に見ているだけなのですね。

これを心理学用語で「投影」といいます。

影(シャドウ)と共に生きるには、まずこの投影に自分自身が気付く事が最重要です。

他に映された影(シャドウ)は「投影の引き戻し」によって、自分自身へと統合することが出来ます。

影は本来自分の一部。
引き戻してあげる事で、より豊かな人間性を創造できるでしょう。

影(シャドウ)は「自分の闇の部分」ですから、受け入れるのは大変な苦労が必要です。

ですが、基本的には…

①影(シャドウ)自体を認知する
②排除しようとせずに自分の一部として向き合う
③認知した上で許す

などが重要です。

焦らず、腐らず、ぞんざいに扱うことなく、丁寧に時間を掛けて、影と対話をしてあげる事がとても大切なのですね。

■古代インド占星術における、影(シャドウ)の存在

古代インド占星術でも「影(シャドウ)」を表すお部屋と惑星があります。

それが「7室」と「7室の支配星」です。

7室は「結婚相手、パートナー、ビジネスパートナー、重要な対人関係」を象徴する「一対一の人間関係」を表す位置であり、1室=自分自身とエネルギー上で切っても切る事の出来ない重要なお部屋です。

そして7室を代表する惑星が7室の支配星ですね。

まさに自分自身の片割れのような存在が現れるお部屋と惑星なのですね。

7室とその支配星は、私たち自分自身が、否定して、抑圧して、押し込めた「もう一人の自分」を見せてくれる【鏡】のような存在でしょう。

影に光が当たる時、そこに新たな人生の可能性が拓かれます。

あなたの7室には、何が映っているでしょうか。

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